谷島村(読み)やじまむら

日本歴史地名大系 「谷島村」の解説

谷島村
やじまむら

[現在地名]玉造町谷島

梶無かじなし川右岸にあり、東・南は玉造村、西ははま村に接する。古くは玉造浜たまつくりはま村と一村であったが、後に分村したとされ(新編常陸国誌)中世は玉造氏の支配下にあり、村内に玉造氏家臣野口山城の居所という古屋敷跡もある。

江戸時代は水戸藩領で、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に村高二九一石余とあり、ほかに新田一一石余が記される。「常陸紅葉郡鑑」(楯石氏蔵)には御立山二五町余・分付山七町余、館跡一ヵ所、享保一三年(一七二八)の人別二六〇などとあり、「玉造内谷島村ト御検地帳ニ有、寛文二丑七月庄屋此村ヘ人別相定弐ケ村ニ分ケ候」とも記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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