谷中明王院門前(読み)やなかみようおういんもんぜん

日本歴史地名大系 「谷中明王院門前」の解説

谷中明王院門前
やなかみようおういんもんぜん

[現在地名]台東区谷中やなか五丁目

観智かんち院の西、明王院の門前に形成された拝領町屋。明王院は慶安元年(一六四八)神田北寺町(現千代田区)から谷中清水やなかしみず坂付近に移り、さらに万治三年(一六六〇)当地に移転した(「寺社備考」・文政町方書上)。門前町屋は古くより存在した。東西二七間三尺・南北奥行三間余。南側は道を隔てて本通寺・龍谷寺・永久寺が並び、北側は明王院境内、東は観智院脇の横町、西は谷中感応寺やなかかんのうじ新門前町、裏長屋が二棟あって、一つは間口九間・奥行二間三尺、もう一つは間口一二間三尺・奥行二間三尺だが、実際には家は建っていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android