謗法(読み)ホウボウ

デジタル大辞泉 「謗法」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ぼう〔ハウボフ〕【×謗法】

仏法をそしり、真理をないがしろにすること。
無理なこと。無理難題をいうこと。
「―とは知りながら、頼みしことの恥づかしや」〈浄・八百屋お七

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謗法」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ぼう ハウボフ【謗法】

〘名〙
① 仏法をそしること。五逆罪にまさる罪という。
※三部経釈(1190)「つぶさに十悪五逆四重謗法闡提破戒破見等のつみをつくりて」
② 転じて、無理なこと。無理難題をいうこと。
浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)下「愛宕様の方へ向き、娘が沈む火の難をどふぞ救ふて給はれと、ほうぼうとは知りながら、頼し事の恥かしや」

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