諏訪山新田(読み)すわやましんでん

日本歴史地名大系 「諏訪山新田」の解説

諏訪山新田
すわやましんでん

[現在地名]聖籠町諏訪山

北は山倉やまくら新田、南は大夫だいぶ新田と接し、東に新発田しばた川が流れる。元禄一二年(一六九九)の新田開発年限届出帳(新発田市立図書館蔵)に明暦元年(一六五五)の開発とあり、同年の聖籠新川開削に伴う開村と考えられる。村名はトウハクという百姓が周辺の開田に功があったため、彼が信仰した諏訪明神にちなんで新発田藩主から諏訪姓を受けたのを起源とすると伝え、宝積ほうしやく院観音堂には慶長一三年(一六〇八)銘の諏訪氏寄進の鈴が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android