調剤師(読み)チョウザイシ

デジタル大辞泉 「調剤師」の意味・読み・例文・類語

ちょうざい‐し〔テウザイ‐〕【調剤師】

調剤職業とする人。薬剤師

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精選版 日本国語大辞典 「調剤師」の意味・読み・例文・類語

ちょうざい‐し テウザイ‥【調剤師】

〘名〙 医薬品調合鑑定保存交付などの業務を行なう者。薬剤師の旧称
風俗画報‐三三八号(1906)災異門「医師手配は目下医師六名調剤師(テウザイシ)二名」

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世界大百科事典(旧版)内の調剤師の言及

【医薬分業】より

…一般には,1230‐40年,フリードリヒ2世Friedrich II(1194‐1250)がナポリ王国に調剤術と医術を分離した医薬分業制度を発令したのが公の医薬分業の制度のはじまりであるとされている。この制度が成立した基盤を考えてみると,医療の歴史を画する,ギリシア,ローマ,アラビアの各時代を経て医薬品の種類,剤形が増大し,医・薬の兼学が困難となり,また医師としては薬の調製という,いわゆる手仕事はふさわしい仕事ではないとするエリート意識から,薬の調製を調剤師にまかせるようになった。調剤師は,当時発達した同業組合制度をとり,製薬上の規則を定め,原料や製品の厳重な管理を行い,品質を保証し,同時に徒弟に対してきびしい職業教育を行って技能をみがいて,技術的裏付けを行う一方,薬剤師職権の獲得に力をつくした。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」