詰肴(読み)つまりざかな

精選版 日本国語大辞典 「詰肴」の意味・読み・例文・類語

つまり‐ざかな【詰肴】

〘名〙
宴会などの終わりに、材料が尽きたため残りのものを集めてあつものなどにして最後に出す料理。また、材料の乏しい時につくって出す酒のさかな
御伽草子・猿の草子(室町末)「つまりさかなよく候べく候」
② 転じて、困り果てたあげくに、あまりうまくない手段を用いることのたとえ。
※雑俳・冬至梅(1725)「はだかにてつまり肴の江戸下り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android