言悩(読み)いいなやむ

精選版 日本国語大辞典 「言悩」の意味・読み・例文・類語

いい‐なや・む いひ‥【言悩】

〘他マ五(四)〙
言葉に出して心配する。いろいろと言って心配する。
狭衣物語(1069‐77頃か)四「猶、いかなる事にかあらん、といひなやむ人多かるに」
② 言いづらく思う。気がひけてなかなか言えない。

いい‐なやま・す いひ‥【言悩】

〘他サ四〙 いろいろなことを言って相手を苦しませる。言って相手を困らせたり、うるさく感じさせたりする。
源氏(1001‐14頃)藤袴「心深きあはれをつくし、いひなやまし給ふになん心やしみ給ふらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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