言古(読み)いいふるす

精選版 日本国語大辞典 「言古」の意味・読み・例文・類語

いい‐ふる・す いひ‥【言古】

〘他サ五(四)〙 珍しくなくなるくらいいつも口に出す。陳腐の説となる。
蜻蛉(974頃)中「みなおろしたれば、しきなみによせて、なごりにはなしと、いひふるしたるかひもありけり」

いい‐ふ・る いひ‥【言古】

〘自ラ上二〙 古くから言われている。言いふるされている。
愚管抄(1220)三「これらはみないひふりたる事どもなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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