言てもおくれな小夜嵐(読み)いうてもおくれなさよあらし

精選版 日本国語大辞典 「言てもおくれな小夜嵐」の意味・読み・例文・類語

いう【言】 ても おくれな小夜嵐(さよあらし)

(三下がり小唄「かくれんぼ」末尾の「髪結わぬ夜の女郎花、いうてもおくれな小夜嵐」の句から出た、江戸時代、明和頃から文政頃にかけて上方ではやった洒落) そんなことを言わないでおくれ。
※浄瑠璃・太平記忠臣講釈(1766)五「言(イ)うてもおくれな小夜嵐(サヨアラシ)とは、お胴慾(どうよく)

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