触込(読み)ふれこむ

精選版 日本国語大辞典 「触込」の意味・読み・例文・類語

ふれ‐こ・む【触込】

〘他マ五(四)〙
① 前もって広く知らせる。宣伝する。多く、実際とは違って宣伝する場合にいう。
② 申し入れる。
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記屋敷に行て、藩主御目に懸りたいと触込(フレコ)んで、藩主に面会した」

ふれ‐こみ【触込】

〘名〙 前ぶれをすること。人に期待をいだかせるように宣伝すること。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)初「この羊羹も、此度はじめて出来たのだといふ触(フレ)こみで到来しやした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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