見限(読み)みかぎり

精選版 日本国語大辞典 「見限」の意味・読み・例文・類語

み‐かぎり【見限】

〘名〙
① みかぎること。みきり。
面白半分(1917)〈宮武外骨美人墓石小便「ここは何とか詐(いつは)つても殿に御見限(おんミカギ)りをさせねばならぬと」
② 少しも顔を見せなくなること。
プールサイド小景(1954)〈庄野潤三〉「そのバアを見限りにすることが出来ずにいた」

み‐かぎ・る【見限】

〘他ラ五(四)〙 見込みがないとしてあきらめる。見切りをつける。
平治(1220頃か)中「是程に見かぎられ奉ては、さきだち申にしかじ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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