要略(読み)ヨウリャク

デジタル大辞泉 「要略」の意味・読み・例文・類語

よう‐りゃく〔エウ‐〕【要略】

[名](スル)必要な部分をとり、不必要なところを捨てて大意をまとめること。また、そのまとめたもの。大要。「要略して再説する」

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精選版 日本国語大辞典 「要略」の意味・読み・例文・類語

よう‐りゃく エウ‥【要略】

〘名〙 必要な部分を取り、不要な所を捨てること。文章などの大意をとりまとめること。また、そのまとめたもの。あらまし。大要。要約
令義解(833)考課「凡秀才試方略〈謂、方大也。略要也。大事之要略也〉」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「総じて美術といへる物には此大裨益ある由をば已に前段にも論じたりしが、いま要略(エウリャク)して再びのぶべし」 〔斉書‐竟陵王子良伝〕

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普及版 字通 「要略」の読み・字形・画数・意味

【要略】よう(えう)りやく

あらまし。〔淮南子、要略、注〕鴻烈の書二十を作る。略(ほぼ)其のを數へ、其の指すらかにし、其の妙を序し、其の大體を論ず。故に略と曰ふ。

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