西錦小路町(読み)にしにしきこうじちよう

日本歴史地名大系 「西錦小路町」の解説

西錦小路町
にしにしきこうじちよう

中京区錦小路通新町西入ル

東西に通る錦小路通(旧錦小路)を挟む両側町。また、錦小路通から南へ向かって図子(古くは地獄の辻子と称した)が走り、四条しじよう(旧四条大路)に至る。

平安京の条坊では、左京四条三坊二保三町南及び同四町北。平安中期以降は錦町尻小路の西にあたる。平安時代、当町南側は四条宮の地(拾芥抄)

室町時代、応仁の乱以前には祇園会に「小督のたいまつ山」を出し(祇園社記)、明応九年(一五〇〇)祇園会復興時には「はうか山」を出した(祇園会山鉾次第以鬮定之)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android