西貝野村(読み)にしかいのむら

日本歴史地名大系 「西貝野村」の解説

西貝野村
にしかいのむら

[現在地名]北勢町西貝野

東貝野村の南西、員弁川支流貝野川の西に位置する。「員弁郡郷土資料」によると、伊勢国司北畠顕能の次男顕俊が一志郡木造こつくり(現久居市)に在城の頃、応永年中(一三九四―一四二八)当村に城を築き、木造の分城としたという。江戸時代は桑名藩領。文政七年(一八二四)の村明細帳(徳川林政史蔵)には、戸数三二、人数一四〇(男六九・女七一)、牛二四、馬三。助馬銀三六匁八分五厘を負担した。神祠に神明社・山ノ神三、寺院勝泉しようせん寺とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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