西永井村(読み)にしながいむら

日本歴史地名大系 「西永井村」の解説

西永井村
にしながいむら

[現在地名]花泉町永井ながい

東永井村の西、磐井郡南端にあり、南は登米とめ上沼うわぬま村・石森いしもり(現宮城県登米郡中田町)、西は栗原くりはら石越いしこし(現登米郡石越町)。もとは東永井村と一村をなし、長井ながい村と称したという。寛永一八年(一六四一)の西長井村検地帳(五島文書)があるが、一部のため全体の数値は不明。正保郷帳では田方九四貫八五七文・畑方一八貫四六〇文、ほかに新田高六三貫二九八文、水損・旱損注記がある。「安永風土記」では田二一六貫六二文・畑二七貫四文で、うち御蔵入九三貫三九四文・給所一四九貫六六八文(数値が合わないが史料のママ)、人頭二五九、家数二七四・人数一千三九〇、馬一二二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android