西条祭(読み)さいじょうまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西条祭」の意味・わかりやすい解説

西条祭
さいじょうまつり

愛媛県西条市伊曾乃神社(いそのじんじゃ),石岡神社(いわおかじんじゃ),飯積神社(いいづみじんじゃ)で 10月14~17日に行なわれる秋祭り総称。近年は 9~10日の嘉母神社(かもじんじゃ)の祭りも加える。なかでも 14~16日の伊曾乃神社の祭りが最も規模が大きく,宮神輿の渡御に伴って,各町内から「だんじり」と呼ばれる 3層の屋形の形をした担ぎ屋台が 81台,四角いふとんを重ねた形で一軸の車輪がついた神輿が 4台出される。15日午前2時頃からだんじりが神社に集結して宮神輿の出御を出迎える「宮出し」や,翌 16日早朝に御旅所を出発するだんじりの巡行行列と途中の御殿前(西条藩陣屋跡)などでの整列しての担ぎ上げ,そして加茂川を渡って還御する宮神輿とそれに随伴する神戸地区のだんじり 11台を,65台のだんじりが整列して見送る場面は,衆目を集める。

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世界大百科事典(旧版)内の西条祭の言及

【西条[市]】より

…さらに工業化推進のため遠浅の海岸に西条臨海工業用地が造成された。10月16日に行われる伊曾乃神社の大祭西条祭には〈だんじりみこし〉が繰り出される。【穐岡 謙治】。…

※「西条祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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