百科事典マイペディア 「西尾[市]」の意味・わかりやすい解説 西尾[市]【にしお】 愛知県南部の市。1953年市制。矢作(やはぎ)川下流左岸を占め,知多湾に臨む。中心市街は古くは西条と呼ばれ,1562年以後酒井氏の,また江戸時代は松平氏の城下であり,南部の平坂(へいさか)は江戸時代,矢作川水運の河港として栄えた。名鉄西尾線が通じる。三河木綿の産地で繊維工業が盛んであったが,近年輸送用機器工業が大きく発展し,市の製造品出荷額1兆円(2003)の8割以上を占めている。茶の栽培が盛んで,抹茶の生産では全国の約半分を占めている。2011年4月幡豆郡一色町,吉良町,幡豆町を編入。161.22km2。16万5298人(2010)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報