西久保八幡貝塚(読み)にしくぼはちまんかいづか

日本歴史地名大系 「西久保八幡貝塚」の解説

西久保八幡貝塚
にしくぼはちまんかいづか

[現在地名]港区虎ノ門五丁目

離宮りきゆう川と渋谷川の谷に挟まれ、六本木ろつぽんぎ方面から東に延びた麻布台から岬状に突出した台地の先端にある縄文時代後期の貝塚で、早期・前期晩期複合遺跡でもある。台地の標高は二二メートル、谷底とは比高一〇メートルほど。かつて縄文時代の遺跡は東京湾に近い都心域の台地上にも多数あったが、江戸市中の造成や東京の再開発により大方は消失した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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