西上免遺跡(読み)にしじようめんいせき

日本歴史地名大系 「西上免遺跡」の解説

西上免遺跡
にしじようめんいせき

[現在地名]一宮市今伊勢町馬寄・開明

一宮市北部、野府のぶ川水系左岸の標高六メートル前後の自然堤防上に立地する古墳時代初頭を中心とした集落遺跡。平成二年(一九九〇)から七年にかけて発掘調査され、自然堤防東端部に営まれた墳丘墓群と、その低地部に展開する水田跡などが見付かっている。

注目すべきは墳長四〇・五メートルの前方後方墳の発見であり、後方部は一辺二五メートル、長さ一五・五メートルで、幅一七メートルの前方部が南側に存在し、その周囲を前方後方形に幅一〇メートルほどの周溝が巡る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android