西ノ原古墳群(読み)にしのはらこふんぐん

日本歴史地名大系 「西ノ原古墳群」の解説

西ノ原古墳群
にしのはらこふんぐん

[現在地名]清水市草薙 西ノ原

ともえ川左岸、有度うど山北側山麓に分布する。中心となるのは西ノ原一号墳(瓢箪塚古墳)で全長四五・八メートル、後円部径二八メートル、同高さ二・五メートル、前方部幅二三メートルの前方後円墳。主体部は未調査で時期は不明であるが、周溝は二重に巡ることが確認されている。周辺には西ノ原二号墳―四号墳をはじめ権現前ごんげんまえ古墳・大将塚たいしようづか古墳・東護とうご古墳など後期の円墳群がかつて散在し、さらに同じ台地上西側の吉田よしだ川右岸(静岡市谷田)には五一基からなる谷田やだ古墳群(六世紀後半―八世紀前半)が密集している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報