衷懐・中懐(読み)ちゅうかい

精選版 日本国語大辞典 「衷懐・中懐」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐かい ‥クヮイ【衷懐・中懐】

〘名〙
こころ。こころのうち。おもい。
菅家文草(900頃)四・別文進士「未中懐散、空添別涙多
海道記(1223頃)序「桂華東に開く、外郷に向て中懐を悩す」 〔陶潜‐遊斜川詩〕
まごころ。誠実な心。まこと。
選挙立会人(1924)〈佐佐木茂索〉「父にも鐐三の衷懐(チュウクヮイ)が通じてゐるらしかった」

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