行用村(読み)ぎようようむら

日本歴史地名大系 「行用村」の解説

行用村
ぎようようむら

[現在地名]西尾市行用町

市の西南端に位置し、北は針曾根はりぞね村、東は下道目記しもどうめき村、南は下新居しもあらい(現幡豆郡一色町)に隣し、西は北浜きたはま川をもって借宿かりやど村と境する。この地に初めて集落が成立したのは宝徳三年(一四五一)という。古文書に「村開発の儀は、宝徳三癸未年中に立て始め、凡そ今年までに三百廿八年程に相成り候様福泉ふくせん庵の古記録に相見え候」(行用町内会蔵)とみえる。のち入海を干拓し西にし新田が開発された。延宝年間(一六七三―八一)には一一七石五斗四升余の新田畑がみえる(行用村誌)。安永五年(一七七六)の家数一〇〇、人数四三一、うち男二一二・女二一九(郷村雑書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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