蝶鳥(読み)ちょうとり

精選版 日本国語大辞典 「蝶鳥」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐とり テフ‥【蝶鳥】

〘名〙
① 蝶と鳥。着物の柄などのとりあわせとして多く用いられる。また、しばしば動作が軽やかですばやいさまをたとえていう。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「春は花を見、秋はもみぢを見るとて、われらがかよふ所なれば、てふとりだにかよはぬに、たよりなきすまひはする」
② 「ちょうとり(蝶鳥)の舞」の略。
兵範記‐仁平四年(1154)八月九日「菩薩十六人、蝶鳥各八人、舞人〈略〉楽人等参着楽屋辺

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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