蛇の目回し(読み)ジャノメマワシ

デジタル大辞泉 「蛇の目回し」の意味・読み・例文・類語

じゃのめ‐まわし〔‐まはし〕【蛇の目回し】

劇場で、同心円の大小二つの回り舞台。また、その外周部分だけを回すこと。幕末期に考案されたが、現在の歌舞伎劇場では用いない。蛇の目

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世界大百科事典(旧版)内の蛇の目回しの言及

【回り舞台】より

…3世尾上菊五郎が《五十三駅》を上演したときに大道具の11世長谷川勘兵衛が,盆の中にもう一つ別の盆を切ることを考案し,内盆,外盆を反対の方向に回転させることもできる工夫をしたとされる(《戯曲年表》)。これを〈二重回し〉とも〈蛇の目回し〉ともいう。電力を利用するまでは,人力で回転させた。…

※「蛇の目回し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」