蛇に見込まれた蛙(読み)ヘビニミコマレタカエル

デジタル大辞泉 「蛇に見込まれた蛙」の意味・読み・例文・類語

へび見込みこまれたかえる

逃げることも手向かうこともできず、体がすくんでしまうことのたとえ。蛇にうた蛙。蛇ににらまれた蛙。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「蛇に見込まれた蛙」の解説

蛇に見込まれた蛙

とても勝ち目のない相手に出会い、恐ろしさのために身がすくんで動けないことのたとえ。

[使用例] 勝治は、杉浦透馬を拒否することは、どうしても出来なかった。謂わば蛇に見込まれた蛙の形で、這いつくばったきりで身動きも何も出来ないのである[太宰治花火|1942]

[解説] 蛇が蛙を好んで食うことからいいます。「見込む」は見入るの意で、じっと見詰められること。

〔異形〕蛇ににらまれた蛙

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android