虫が齧る(読み)ムシガカブル

デジタル大辞泉 「虫が齧る」の意味・読み・例文・類語

むしかぶ・る

腹痛が起こる。また、産気づいて陣痛が起こる。
「枕も上がらぬほど虫でもかぶるか」〈浄・川中島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虫が齧る」の意味・読み・例文・類語

むし【虫】 が 齧(かぶ)

(腹の虫がかじるの意) 腹痛が起こる。癪(しゃく)が起こって、苦しくなる。また、産気づいて陣痛が起こる。
※俳諧・末若葉(1697)下「名月や虫がかぶって鶏のこゑ〈虗谷〉」
浄瑠璃信州川中島合戦(1721)二「枕も上がらぬ程むしでもかぶるか」

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