虚霊(読み)きょれい

精選版 日本国語大辞典 「虚霊」の意味・読み・例文・類語

きょ‐れい【虚霊】

〘名〙 天から享(う)けた徳の霊妙なこと。心の本体は空虚であっても、その知覚は霊妙であるということ。心霊
※箚録(1706)「釈氏は事を離れ心の虚霊なものみて事を離たがる故〈略〉独り心を死なす様にせねばならぬ」 〔朱熹‐中庸章句序〕

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普及版 字通 「虚霊」の読み・字形・画数・意味

【虚霊】きよれい

心。心の霊妙なはたらき。〔朱子全書、道統、楊氏門人〕乃ち其の思慮未だ(きざ)さず、靈不昧、自ら以て其の氣象を見るり。

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