蘇摩(読み)ソマ

デジタル大辞泉 「蘇摩」の意味・読み・例文・類語

そま【×蘇摩】

ソーマ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蘇摩」の意味・読み・例文・類語

そま【蘇摩】

〘名〙 (soma音訳) 古代インドで、酒の一種。蘇摩と名づける植物を石で圧して液を取り、牛乳などを混入して発酵させたもので、天の神々の飲料として不死甘露)と称せられた。これを神格化して蘇摩神と称し、月とも同視する。甘露。〔不空羂索神変真言経‐四〕

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世界大百科事典(旧版)内の蘇摩の言及

【ソーマ】より

…また神格としてのソーマは擬人法は発達しなかったが,《リグ・ベーダ》末期以後は月を神話上天に存するとされるソーマの容器と見たてる考えから月(神)とされるようになった。漢訳〈蘇摩〉はこの月(神)を意味する場合が多い。【高橋 明】。…

※「蘇摩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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