藤波辰爾(読み)ふじなみたつみ

知恵蔵mini 「藤波辰爾」の解説

藤波辰爾

日本のプロレスラー。1953年12月28日、大分県生まれ。183センチ、105キロ。70年、日本プロレスに入団し、翌71年5月にリングデビューする。72年3月、アントニオ猪木による新日本プロレスの旗揚げに参加。74年から海外に渡り、78年1月、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでWWWFジュニア・ヘビー級王座を獲得。同年3月に帰国し、81年10月にヘビー級に転向した。第2、3、9、11、15、21代IWGPヘビー級王者であり、ドラゴン・スープレックスやドラゴン・ロケットなどの技で人気を博して「炎の飛龍」と呼ばれる。新日本プロレス社長などを務めた後、2006年6月、退団。同年8月「無我ワールドプロレスリング」を立ち上げ、08年1月、団体名を「ドラディション」に改めた。15年3月には日本人としてアントニオ猪木に次ぐ2人目となるWWE(旧WWWF)の名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りを果たした。

(2015-3-31)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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