藤原褒子(読み)ふじわらの ほうし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原褒子」の解説

藤原褒子 ふじわらの-ほうし

?-? 平安時代中期,宇多上皇御息所(みやすどころ)。
藤原時平の娘。雅明(まさあきら),載明,行明(ゆきあきら)の3親王を生む。従二位。京極御息所,富小路(とみのこうじ)御息所とよばれた。延喜(えんぎ)21年(921)「京極御息所歌合」を主催。名は「よしこ」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤原褒子」の解説

藤原褒子

生年生没年不詳
平安前期,宇多上皇の御息所。「よしこ」とも。左大臣藤原時平の娘。従二位。上皇晩年に寵愛を独占し,上皇の六十賀を行っている。雅明親王ら皇子をもうけ,京極御息所,富小路御息所と呼ばれた。歌人でもあり,伊勢をはじめ歌才ある女房周囲に集めた。<参考文献>『貞信公記

(楢原潤子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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