藤並神社跡(読み)ふじなみじんじやあと

日本歴史地名大系 「藤並神社跡」の解説

藤並神社跡
ふじなみじんじやあと

[現在地名]高知市丸ノ内二丁目

旧野中兼山邸の地にあたる。祭神山内一豊、その室若宮氏、山内忠義。旧県社。文化二年(一八〇五)創建。同年五月、神祇管領卜部良連の宗源宣旨で藤並明神、天保六年(一八三五)同卜部良長よりの宗源宣旨で藤並大明神となった。「皆山集」によれば、神体は一豊が一尺九寸三分の相州広次作の太刀、若宮氏が米升、忠義が鎧冑と孫六の刀という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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