薦豆腐/菰豆腐(読み)こもどうふ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「薦豆腐/菰豆腐」の解説

こもどうふ【薦豆腐/菰豆腐】

豆腐わらや巻きすなどで包んですが入るまでゆでたり蒸したりしたもの。そのまましょうゆをつけて食べることもあるが、煮物や汁物に用いることが多い。すが入っているので味がよくなじむ。岐阜・飛騨地方、愛知、茨城などの郷土食で、鳥取倉吉には芯ににんじん・ごぼうなどを入れたものがある。◇同様のものに、福島・会津地方愛媛などの「つと豆腐」、長野・諏訪地方、長崎・五島地方などの「筒豆腐」、熊本・阿蘇地方、山口、島根などの「ずぼ豆腐」、鳥取の「すじ豆腐」、岡山の「すまき豆腐(わらに包んで水分を抜いたもの)」などがあり、茨城のものは「つと豆腐」、愛媛のものは「すまき豆腐」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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