薄雲(1)(読み)うすぐも

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「薄雲(1)」の解説

薄雲(1) うすぐも

?-? 江戸時代前期の遊女
江戸新吉原の信濃屋藤左衛門の抱(かか)え。義侠心にとみ,また,金でせまる客は相手にしなかった。万治(まんじ)(1658-61)のころ,半年かよった大名も袖(そで)にしつづける。3000両で身請けされたが,1日1本指をきるとおどされてもしたがわず,ついに殺されたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例