薄惚・薄暈(読み)うすぼける

精選版 日本国語大辞典 「薄惚・薄暈」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぼ・ける【薄惚・薄暈】

〘自カ下一〙 物の濃度密度、鮮明度などが減って、かすかな状態になる。ぼんやりとなる。
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉四「余は薄(ウス)ぼけて微かに遠きに行くわが記憶の影を眺めては」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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