蔵松村(読み)くらまつむら

日本歴史地名大系 「蔵松村」の解説

蔵松村
くらまつむら

[現在地名]浜松市倉松町くらまつちよう

つつみ村・米津よねづ村の西、東海道の南側に位置。遠州灘に面する。倉松村とも記された。長享元年(一四八七)一〇月一五日のものと推定される北野社社領目録写(北野神社古文書)に「浜松庄内鞍松郷」がみえ、当地にあたるか。天正一一年(一五八三)一二月七日の徳川家康寺領安堵状(寿福寺文書)によれば、浜松庄樹福じゆふく(現真宗高田派寿福寺)が寺領を安堵されている。松平忠頼領郷村帳では高四三石余、田三町二反余・畑二町四反余、ほかに舟役一艘分として五石余、野銭ノ石三斗余。慶長一五年(一六一〇)の水野重仲知行割帳には「くら松村」とみえる。寛永二年(一六二五)旗本大沢領となる(記録御用所本古文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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