蓮厳院(読み)れんごいん

日本歴史地名大系 「蓮厳院」の解説

蓮厳院
れんごいん

[現在地名]鹿島市大字山浦字大殿分

鹿島平野の南部、中川の扇状地の要部分に位置する藁葺の寺が金剛勝山蓮厳院で、真言宗御室派。

蓮厳院についての記事は「岩屋物語」「鹿島志」などに数多い。天明八年(一七八八)一二月の「寺社差出」の真言宗由緒には「佐嘉郡川上実相院触内、藤津郡能古見庄、金剛勝山蓮厳院現住。無縁寺、鹿島私領にて和泉守殿祈願所。由緒。当山は、人王七十七代後白河院の鎮護国家の御願たりし勝地なり。洛陽城東に於いて三十三間の梵刹を創むる時、また、諸国に命じて一国一伽藍を建てさせられしが、これ金剛勝院なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android