葦刈・蘆刈(読み)あしかり

精選版 日本国語大辞典 「葦刈・蘆刈」の意味・読み・例文・類語

あし‐かり【葦刈・蘆刈】

[1] 〘名〙 葦を刈ること。また、その人。《季・秋》
万葉(8C後)二〇・四四五九「蘆刈(あしかり)堀江こぐなるかぢの音は大宮人のみな聞くまでに」
※俳諧・五元集(1747)亨「蘆刈のうらを喰せて砧哉」
[2] 謡曲。四番目物。各流。世阿彌作か。「大和物語」などによる。落ちぶれて葦売りをしている摂津国日下左衛門(くさかのさえもん)と、都へのぼって立身した妻との再会を描く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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