葦の仮屋(読み)あしのかりや

精選版 日本国語大辞典 「葦の仮屋」の意味・読み・例文・類語

あし【葦】 の=仮屋(かりや)[=仮庵(かりお)

(葦は刈るところから「刈り」と「仮」とを言いかけたもの) 葦で屋根をふいた粗末な仮小屋の意で、仮の宿のこと。仮庵
※丹後守為忠百首(1134頃か)春「春はただ今宵のみぞとみしまなるあしのかりやのたえまうきかな〈藤原忠成〉」
※新勅撰(1235)羇旅・五一七「いそぐとも今日はとまらむ旅寝するあしのかりほに紅葉散りけり〈藤原通俊〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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