葛切付(読み)ツヅラキッツケ

デジタル大辞泉 「葛切付」の意味・読み・例文・類語

つづら‐きっつけ【葛切付】

馬具の一。ツヅラフジを編んで作った下鞍したぐら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葛切付」の意味・読み・例文・類語

つづら‐きっつけ【葛切付】

〘名〙 馬具の名。下鞍(したぐら)一種。ツヅラフジで編んで作ったきっつけ。菱(ひし)石畳(いしだたみ)文様を編み出したものもあるが、多くは漆で家紋を描き、水干鞍常用とし、室町時代に流行した。
鎌倉殿中以下年中行事(1454か)「公方様。御張鞍。虎豹皮。葛切付」

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