葉性(読み)はしょう

盆栽用語集 「葉性」の解説

葉性

盆栽において、葉の形態色彩、生理的な働きは大きな影響をもたらすものである。このような葉の持つ性質を葉性と呼ぶ。同じ樹種でも葉性の違いによって評価が違うこともしばしばである。一般に盆栽界で良いとされる葉性の条件をあげる。
針葉樹
葉が短い・真っすぐ・色彩が鮮明・太めのもの
●雑木
葉が小さい・光沢がある・色彩が鮮明・紅葉黄葉が美しいなど
ちなみに盆栽界で「葉性」と言う時、厳密には「芽性」のことも含んで語られることが多い。芽性とは、芽の出方(粗いか密か、また節間が短いか長いか)や性質(二番芽が出やすいか否か、眠り芽ができやすいか、大木にならず低木に仕立てやすいか、など)のことである。「葉性が良く作りやすい」と言う時は芽性のことを指している。
18

出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android