萩丸(読み)はぎまる

事典 日本の大学ブランド商品 「萩丸」の解説

萩丸

飲料(酒類)]
東北大学(宮城県仙台市青葉区)の大学ブランド。
大学創立百周年を記念してつくられたオリジナルの純米大吟醸酒。萩丸の名前は、宮城県の県花であり、東北大学のロゴでもあるミヤギノハギに由来している。酒米の育種から栽培醸造管理、蔵元ネーミング、販売に至るまで、すべて大学関係者の手で製造された。酒米は農学部OBの松永和久副場長を中心に宮城県古川農業試験場(大崎市)で開発された宮城初の酒米「蔵の華」を使用し、三枝正彦東北大学フィールドセンター長が中心となって栽培。醸造は、農学研究科OB鈴木和郎氏が代表取締役会長を務める株式会社一ノ蔵(大崎市)に委託。麹菌および酵母の選定、醸造管理は農学研究科・五味勝也教授の指導下でおこなわれ、生産管理・販売システムは工藤昭彦教授が立案した。価格は、生酒と化粧箱入り火入れ酒が1本(720ml入り)3000円、化粧箱無しの火入れ酒は2800円。東北大学生活協同組合取り扱い。なお、「萩丸」は、2006(平成18)年12月に商標登録済(第5010333号)。権利者は、国立大学法人東北大学。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

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