菅沢古墳群(読み)すげざわこふんぐん

日本歴史地名大系 「菅沢古墳群」の解説

菅沢古墳群
すげざわこふんぐん

[現在地名]山形市菅沢 山崎

山形盆地西南隅の標高一六七メートルの丘陵上にある古墳時代前IV期から後I期にかけての古墳群。沖積盆地面との比高三二メートル。丘陵の北突端の三角点に一号墳、その南八〇メートルの稜線上に二号墳がある。二号墳の西六〇メートルの高まりも古墳とみられるが未確定。一号墳は径二六メートル、高さ三メートルの円墳で一部周溝をめぐらす。埴輪葺石は不明、木棺直葬かと推測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android