荒果(読み)あれはてる

精選版 日本国語大辞典 「荒果」の意味・読み・例文・類語

あれ‐は・てる【荒果】

〘自タ下一〙 あれは・つ 〘自タ下二〙 すっかり荒れてしまう。まったくさびれおとろえる。
※恵慶集(985‐987頃)「あれはてて風もはらはぬ草の庵我はなくとも露はもりけん
源氏(1001‐14頃)蓬生「かくおそろしげにあれはてぬれど、親の御かげとまりたる心ちするふるきすみかと思ふに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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