精選版 日本国語大辞典 「草座・草坐」の意味・読み・例文・類語
そう‐ざ サウ‥【草座・草坐】
〘名〙 仏語。法会・修法のとき導師・行人が敷く座具の一種。古く、草を編んで作ったが、後には綺(あやぎぬ)、金襴などで作り、四方に糸を垂らし草の葉にかたどったものをもいう。仏が菩提樹下で悟りを開いた時に吉祥草を敷いていたという故事による。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※栄花(1028‐92頃)音楽「色麗しく愛敬づきたる二三人具して、すゑ筥・草座(サウざ)などいふ物ども持(も)たり」 〔僧霊徹‐答韋丹〕
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