茶挽草・茶引草(読み)ちゃひきぐさ

精選版 日本国語大辞典 「茶挽草・茶引草」の意味・読み・例文・類語

ちゃひき‐ぐさ【茶挽草・茶引草】

〘名〙 植物からすむぎ(烏麦)」の異名。また、客がなくて暇な遊女芸者のたとえ。《季・夏》
※俳諧・毛吹草(1638)二「四月〈略〉石斛の花 這孤の花 茶引草
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)道行「通ひ路遠き独居の、班女が閨の淋しさはちゃひきぐさをも思ひ出し、心細しや糸薄

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