デジタル大辞泉
「茫然」の意味・読み・例文・類語
ぼう‐ぜん〔バウ‐〕【×茫然】
[ト・タル][文][形動タリ]
1 漠然としてつかみどころのないさま。「茫然とした前途」
「必要あることを弁ぜず…―たる論を主張するは」〈鉄腸・花間鶯〉
2 「呆然」に同じ。
「物に見惚れて―たる他国者の」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
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ぼう‐ぜん バウ‥【茫然】
〘形動ナリ・タリ〙
① 広大なさま。遠くはてしないさま。〔
蘇軾‐前
赤壁賦〕
② 漠然としてとりとめのないさま。判然としないさま。
※
正法眼蔵(1231‐53)谿声山色「年来たくはふるところの
書籍を披尋するに、なほ茫然なり」 〔李白‐蜀道難〕
※清原国賢書写本荘子抄(1530)一「芒然として
天下の事を
打忘たぞ」 〔杜甫‐重過何氏詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報