茂庭峰館跡(読み)もにわみねたてあと

日本歴史地名大系 「茂庭峰館跡」の解説

茂庭峰館跡
もにわみねたてあと

[現在地名]仙台市茂庭 峰山

茂庭集落の北にある山城で、戦国期の築城と思われる。東に茂庭東館、西に茂庭西館、北西に茂庭大館、ほか茂庭本もにわもと館・茂庭小館がある。うち腰郭空堀が残る本館の規模が最も大きく、他は付属の要害と考えられている。大館・小館は山に入った地点にあり、日常の居城とは思われない。峰館・西館は規模は小さいが、遺構が比較的明らかである。峰館の平場は標高一四三・三メートルで、比高約一七〇メートル、東西四〇メートル・南北一五メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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