花沢城跡(読み)はなざわじようあと

日本歴史地名大系 「花沢城跡」の解説

花沢城跡
はなざわじようあと

[現在地名]焼津市高崎 城山

高草たかくさ山の南東山麓に位置する戦国期の城跡。永禄一二年(一五六九)と推定される正月一〇日の武田信玄書状写(古文書写)に「号花沢之地大原肥前守在城」とあり、同一一年一二月、武田信玄が駿河に侵攻した際、今川家臣の大原資良が立籠っている(小田原記)。同一三年一月武田信玄がこの城を攻め落し、大原らは城を出て遠州に去った(元亀二年正月三日「武田信玄書状写」歴代古案、「甲陽軍鑑」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android