花屋の柳(読み)はなやのやなぎ

精選版 日本国語大辞典 「花屋の柳」の意味・読み・例文・類語

はなや【花屋】 の 柳(やなぎ)

江戸時代風習で、花屋看板として店先に植えた柳。
狂歌・滄洲楼家集(1830頃か)春「春来ぬと花屋の柳うち靡き梅のはつ荷もひもを解けり」
建物入り口などになすことなくぼんやり立っていること。また、その人。
洒落本・商内神(1802)「マアきさっし、入口に立って居ずと、花やの柳じゃアあんめへし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android