花供(読み)はなぐ

精選版 日本国語大辞典 「花供」の意味・読み・例文・類語

はな‐ぐ【花供】

〘名〙 (「はなく」とも) 仏語
① 奈良薬師寺の会式に際し、仏前などに諸種色彩造花を供えること。
日次紀事(1685)二月七日「花供(ハナグ) 今日南都西京薬師寺花供(ハナク)之会式終」
高野山金堂で、毎年四月二一、二二日に行なわれる法会。古くは日の定めはなかった。高野の花供。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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